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ヨガの効用とは

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ヨガの効用とは(78歳、私の経験から)

 ヨガの効用には、腰痛や関節痛、冷え症など、体そのものの改善の効用とメンタル面での改善を促すなど、両面の効用があると言われています。
 筋力のアップは、スポーツジムに行って器械を使えば筋力アップができるではないかと言う人がいるかも知れません。しかし、それは少し違います。器械などを使っての筋力のアップは、無理な運動によって、かえって痛みを増幅することにつながりかねません。
 ヨガの動きは、呼吸に合わせ、ゆっくり、じっくりと筋力アップを図るというやり方ですから、腰痛や関節痛を悪化させるということにはなりません。
 腰痛や関節痛の人を観察していると、「動かさない」「保護する」という守りを基本にしているように見えます。私自身、嫌というほど腰痛の苦しみを知っている人間ですからよく分かりますが、「動かさない」「保護する」というやり方では、何時になっても治りません。
 宇宙飛行士が、宇宙空間に滞在した後地上に戻ってくると、足腰が弱り全く歩行ができない、ということは広く知られています。このため、飛び立つ前に、その分の衰えを見込んで、筋力をアップしているそうです。要するに、人間の体の組織には、「使わなければ怠けてよい」というDNAが組み込まれているということです。
 ゆっくりした動作で、筋肉がぷるぷるする程度のポーズをキープすることによって、インナーマッスルを含め、筋力全体が強化されます。そのことによって、関節痛や腰痛が緩和されるようになるのです。
 また、ヨガを行うことによって、体や呼吸、気の流れなど、体全体を調整することによって、ストレス社会で生きる私たち現代人の心と体が改善されると考えられているのです。
 次に掲げるのは、一般的に、ヨガをすることによって得られる効用とされているものを列挙したものです。 是非参考にして下さい。


ボディケア効果

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基礎代謝を向上させます

 ボディケア効果なんて言うと、新聞や週刊誌に踊っている嘘くさくて安っぽいコマーシャルのように聞こえますが、ヨガの効用として、先ず第一に挙げてよい項目だと思います。

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 私たちの体には、430個の骨格筋、すなわち体を動かすための筋肉がついています。しかし、実際に日常生活で使われている筋肉は、そのうちのほんの僅かにすぎないと言われています。ヨガのポーズをキープすることによって、この普段使われていない筋肉が使われ、そのことによって、基礎代謝が向上するのです。
 基礎代謝というのは、何もせずじっとしていても、生命活動を維持するために生体で自動的に(生理的に)行われている活動で、必要なエネルギーのことです。呼吸や自律的な心臓の拍動など、すべて基礎代謝活動によるものです。年齢を重ねると、この基礎代謝によって消費されるエネルギーが少なくなるため、お腹回りなどに余分な脂肪が蓄積されるというわけです。
 ヨガのポーズをキープすることによって、この基礎代謝が促進され、太りすぎ、やせすぎの人を適正体重に移行させる効果があると言われているのです。

インナーマッスルを鍛えます

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 インナーマッスルというのは、体の深層部にある筋肉のことです。ヨガをすることによって、骨盤や背骨についているこれらの筋肉を鍛えることができ、 基礎代謝もアップするとされています。ヨガをされた人ならすぐに理解できることですが、ヨガのポーズは、普段こんな筋肉は使っていないな~ということが実感できる筈です。日常生活では、こんな動きはしない、こんな筋肉は使わない、というような筋肉を使うことによって、体の深層部にある筋肉が鍛えられるのです。
 私の尊敬する慶應義塾大学の近藤誠先生は、人間のすべてのパーツ、特に筋肉は、毎日少しでも動かす方が健康によいと言っておられます。もちろんこの程度のことは、先生に言われなくても当たり前のことではありますが、特にヨガは、インナーマッスルに働きかけることによって、心身の安定を保つ、という点で特筆すべき健康法ではないかと思います。

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体の歪みをなおします

 体が歪む原因は、特定の病気を別にすれば、正しい姿勢を保つ筋力が足りないためと言われています。それではなぜ正しい姿勢を保つ筋力が足りなくなってしまうのでしょうか。
 それは長い間の習慣にもよります。常に稲刈り、草取りなど、過酷な労働が日常化し、その結果、腰が曲がってしまったおばあさんなども少なくありません。特に、女性の場合は、骨粗鬆症に見られるようにカルシウムの不足からくる影響も無視できません。
 それでも、毎日、ヨガを実践するなど、適切な補正作業を行っていれば、腰の曲がりも大幅に改善できたはずです。

冷えをとります

 体に熱を運ぶのは血液です。「冷え」は、血行が滞っていることの表れとされています。冷え性の人は、布団に入ってもなかなか寝付けないなどという人もいます。寝る前に風呂に入ったり、軽く足の屈伸運動をしたり、あるいは足湯をしたりすれば、血行がよくなり、よく寝られるようになります。
 ヨガは、呼吸に合わせて、全身の筋肉をゆっくりと屈伸させるので、体全体の血行が促され、よく寝られるようになるのです。個人的な経験ではありますが、教室で1時間みっちりヨガをした後、家に戻って昼食をとると、やたらに眠くなり、短時間でも熟睡してしまいます。
 ヨガには、総合的な体質改善効果がありますから、当然、冷え性や肩こりなどの症状にも効果があります。私は30年近く続けてきたお陰だと思いますが、肩こりというものを経験したことがありません。もちろん、冷え性などとも無縁です。

有酸素運動を促進します

 有酸素運動というのは、生理学、スポーツ医学などの分野で、主に酸素を消費する方法で、筋収縮のエネルギーを発生させる運動をいうものとされています。ヨガにおいても、十分に長い時間をかけて呼吸・循環器系機能を刺激しますので、有酸素運動が促進されます。

内蔵脂肪を減少させます

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 内臓には脂肪がつきやすく、また一度ついてしまった内臓脂肪はとれにくいと言われます。ヨガを行うことによって、内臓脂肪も減少すると言われています。ヨガは、呼吸法を重視しますから、呼吸によって腹圧を刺激し、それによって内臓の血管が圧迫され、そこに詰まった老廃物が押し出されるというわけです。インナーマッスルに働きかけることによって、内臓の筋肉が刺激され、結果的に内臓血管の血流が促進され、血管を掃除することによって、内臓脂肪を取りやすくするというわけです。
 もっとも、かく言う私も、70歳を過ぎ、運動不足の影響もあり、下腹の膨張がなかなか改善しません。最近は、ヨガ教室の生徒さん達が増加し、毎週1時間の練習時間が確保できないことも影響していると思います。


メンタルケア効果

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リラックス効果があります

 人は常に緊張状態でいることはできません。緊張と弛緩の程よいバランスの保持が健康維持には有効です。ヨガは、呼吸法を基本に、人為的に体の緊張と弛緩を繰り返しますから、心身ともにリラックスッすることができるのです。ヨガをした後は眠くなるというのも、この緊張と弛緩のバランスがとれることによって、心身がリラックスするからだと考えられています。

ストレス太りの解消に有効です

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 日常生活には、多くのストレス要因があります。ストレス社会と言ってもいいでしょう。人間には代替欲求というものがあり、ストレルを解消するため、買い物に走ったり、食べ物に走ったり、という行動を起こします。ヨガは、呼吸法を通じ、心と体のバランスを整えるという効用がありますから、過食によるストレス太りの解消にも効果があるとされています。

心の柔軟性を高めます

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 ヨガのポーズは、各人が自分の体と相談しながら行います。他の人ができているのに自分だけできないのは悔しい、恥ずかしい、といった気持ちは一切無用です。そのような気持ちは、むしろ有害でさえあります。
 私は、若い頃、合気道をした経験があります。合気道とヨガに共通しているもの。それは、「他人と競うものではない」ということです。ですから合気道には、「演武」はありますが「試合」というものはありません。ヨガには演武すらもありません。自分は自分。決して無理をしない、できる範囲でやればよいということです。
 力任せにポーズをとることは、逆に体を痛めてしまいます。自分の体と相談し、呼吸に合わせ、できる範囲で行えばいいのです。そうすることによって、体から自然に力が抜け、全身が緩んできます。その結果、心と体のバランスがとれ、精神的にもゆとりが出き、柔軟性も出てくるのです。
 毎週1日かできれば2日、ヨガ道場に参加するだけで、自然にできるポーズが増えてきます。体が柔軟になるのは、すぐには実感できませんが、1カ月、2カ月とやっていくうちに、知らず知らずのうちに体が柔らかくなっていることに気づくはずです。

集中力を高めます

 呼吸法を通じ、心と体のバランスをとることにより、精神面でも安定することは既に述べました。そのことによって、多くのストレスや人間関係の悩みも緩和され、その結果、集中力も高まると言われています。頭がスイッチされるのです。頭がよい、優秀だといわれる人にほぼ共通しているのは、頭の切り替え、「スイッチの切り替え」がうまい人、ということができるでしょう。

お断り

 本稿は、一般的にヨガの効用とされていることを、私個人の経験に基づき記述したものです。

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