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NPOの研修会に行ってきました

NPOの研修会に行ってきました

3テーマでの研修会

 埼玉県主催の研修会「NPO講座」に参加するため、春日部まで行ってきました。講座の主題が「やりたいことを自分たちで表現するチラシづくり」と、「自立できる団体運営のノウハウ」というテーマに魅かれたからです。
 このほかにも、「共助はじめの一歩・地域でつながる仕組みづくり」というのもありましたが、私の最大の関心はもちろん「自立できる団体運営のノウハウ」です。
 というのも、NPOを立ち上げたのはいいものの、なかなか自立できない。要するに自主財源が確保できない→よって、運営が難しい、ということに悩んでいるということです。私と同じように、NPOの代表者は、財源問題で悩んでいる人が多いのではないでしょうか。

チラシづくり講座

 最初の講座は、「やりたいことを自分たちで表現できるチラシづくり」、という内容でした。講師は、風土飲食研究会広報担当という肩書の小林真先生です。
 この方、元々は塾の講師が本業らしいんです。塾というのは、生徒が学校から帰った後に通うところです。要するに、夜の仕事です。この方、昼間は空いている。この時間を何とか有効活用できないか、という発想で始めたのがライター業なんだそうです。

画像の説明

 ライターというのは、私もよく分かりませんが、要するに物書き業ということでしょうか。最初の頃は、深夜シネマに興味を持ち、ノンフィクションなんかを書くようになったんだそうです。ノンフィクションとなれば、文字だけではつまらない、ということで漫画家志望の方と交流を持つようになった。
 漫画を描ける人がいるなら、それを素材にして、チラシなどさまざまな広告を作ることもできる。ということで、業務範囲が広がり、自らワードやエクセルを使って絵も描くようになった、ということのようです。

地球は行動の星

 「地球は行動の星である」、という言葉を聞いたことがあります。行動しなければ何も始まらない、というわけですね。何かをやろうとして行動を起こすと、その周りに関連する人が集まってくる。そしてどんどん輪が広がっていく、ということだと思います。
 小林先生によれば、ワードでも漫画が描けるが、エクセルを使った方が、より描きやすいということも言われていました。私は、固定観念でワードは文章描き用、エクセルは計算用、お絵かきはパワーポイントと割り切っていたので、かなり脳細胞が活性化させられました。
 そうか、ワードやエクセルでも、こんなに立派なチラシができるのか~。本当にカルチャーショックでした。
 それから先生は「IR=イルファンビューは便利です」、なんてことも仰っていましたが、この知識は皆無でした。今後、少し勉強し、可能であれば取り入れてみたいと思います。

自立できる団体運営

 これこそが、私にとってのメインテーマです。講師は、コミュニティビジネスサポートセンター代表理事の永沢映氏です。

画像の説明

 先ず、サークル活動とボランティア活動、事業型活動の違いから説明が始まりました。ボランティアには3つの要素がなければいけない、①自主的であること、②無償であること、③第三者の役に立っていること、だそうです。

 そうなんです。NPOというと、どうしてもこの「無償であること」という点が、いろんな意味でNPOの事業運営を難しくしている原因なのではないでしょうか。
 私も、無償ということにかなり拘りがあるため、役所への補助金を申請したり、民間企業に寄付を要請することは邪道である、という認識を持っています。だからこそ、運営が難しい、ということになるのかもしれません。 この「無償性」というものは、本当に難しい課題だと思います。
 例えば、「身体障害者のために無償で買い物のお手伝いをする」という例で考えてみましょう。最初の1年位なら、完全無償で手伝ってくれる人がいるかもしれません。しかし、それを数年単位でできるか、と言えば、かなりしんどくなるはずです。協力者も、次第に減少する可能性があります。
 また、このような事業を組織的に行うためには、事務所の運営経費や交通費、通信費など、多少のお金も必要になります。そのお金を民間企業から寄付を仰いで賄うと考えましょう。これって、自分で稼いだお金でなく、人様のお金を当てにして運営しているわけですよね。
 言ってみれば、企業が税金として支払うべきお金をNPO団体に回しているだけで、要は、税金の横取りではないのかとも考えられます。その辺のジレンマに苦しむわけです。

NPOもどんどん稼げ

 でも、今日の講師の永沢先生は、NPOは「どんどん稼いでいい」と言うんです。更に、「その点では民間企業と何ら変わらない」、とも仰るんですね。民間企業との違いは、ただ一つ。「儲けたお金を配当として分配してはいけない」、ただこれだけだというんです。
 配当として分配するのではなく、NPOの決議として、役員の年間報酬をA氏が1,000万円、B氏が800万円、というように定めることは構わない、と仰るんです。NPOという団体としての意思決定だから、何ら問題がない、という訳です。
 こういうことを聞くと、そうか、発想としては民間企業並みの発想でいいのだ、という結論に達します。その利益として出たお金の配分の方法が違うだけ、ということになりますからね。
 こういう話を聞くと、何となく、気持ちが楽になります。もっとも、NPO法人ですから、NPO法人法(正確には「特定非営利活動促進法」)に定める事業目的に合致していなければならないことは当然の前提にはなります。

食器のリサイクル団体に感銘

 永沢先生があげられた事例で感銘深かったのは、食器のリサイクル団体「スペースふう」です。この団体の発想はこうです。
 地域で開催されるお祭りなど、開催後に多くの食べ残しや使い捨て食器などがでて、自治体を悩ませている。このような状態は、環境保護という観点からもよくない。これを抜本的改善する必要があるのではないか、という発想から、食器のリサイクルということに思い至ったというんです。

画像の説明

 しかし、予めリサイクル用の食器を用意し、要請があったら発送し、行事が終わった後に回収して送り返してもらい、洗浄し、次の出番を待つ。このようなサイクルで食器を回転させるためにはそれなりの資金も必要になります。
 しかも、このような食器のリサイクルは本当に環境問題に優しいのか、という根本問題もあります。ごみの分別処理や家庭でのごみ焼却は本当に環境に悪いのか、という根本問題に疑問が呈されているからです。
 このため、事業の創設者たちは、最初に、この事業は本当に環境に優しいと言えるのか、という点について、しかるべき研究機関に調査を依頼し、データ的にも「間違いなく環境に優しい」という結論を得てから、事業に着手したんだそうです。
 役所や民間企業などへの協力要請も、主婦パワーを結集して当たったというんです。その中でも、今、Jリーグ1部で活躍している「ヴァンフォーレ甲府」の協力が大きかったそうです。子供たちにも協力してもらい、「リサイクル食器の使用にご協力ください」という横断幕を持って競技場内を回ってもらったりもしたそうです。
 そういう努力の甲斐あって、リサイクル食器の貸し出しを求める要請が、毎年、右肩上がりで伸びているんだそうです。

全国の協力者の力になる

 しかも、この事業の立ち上げの責任者であるNPO法人理事長の長井寛子氏は、この事業を自分たちだけでやろうとは思っていない。日本をよくするためには、この事業に参加したいという事業者には前述のデータなどもすべて公開するし、ノウハウも無償で提供したい、という太っ腹の持ち主なんだそうです。
 私の住んでいる埼玉県幸手市という枠の中で考えれば、市内で開催されるイベントは3回か4回レベルですから、それだけでは採算がとれないでしょう。
 そのあたりのところを直接永沢映講師に尋ねてみました。「確かにそれだけでは事業採算にのらないでしょう。ですから、浦和レッズの本拠地であるさいたま市のNPO法人と連携するなどの工夫をすれば採算はとれると思いますよ」とのお答えでした。
 私の運営するNPO法人は、高齢者や体に障害を持った人たちに働く場を提供したい、という高い志があるので、このような事業の運営が可能かどうか、この際大いに勉強してみたいと思います。

■▼▼▼NPO法人スペースふうの動画はこちらから、ご覧下さい→スペースふうの活動

最後は和服姿の大和撫子

 今日は、もうひとつ講義がありました。講師は、藤井美登利先生です。和服姿がとっても似合う美人講師です。もう、それだけで、高齢の私でも思わずよろけそうになりました。

画像の説明

 この方、川越という町の魅力に魅かれて、わざわざ移り住んだというほどに、川越の街に惚れ込んでいるんだそうです。
 講義のテーマは「埼玉県を日本一の共助県に・・・」です。共助なんて言われても、私にはピンときません。実は、県の組織も変わり、NPOを所管する担当課の名前も、NPOという文字がなくなってしまったというんです。新しい組織は「共助社会づくり課」と言うそうです。
 要するに、社会をさ支え合う組織は、何もNPOに限ったものではなく、さまざまな市民活動団体などがある。従って、NPOに特化した組織ではなく、広く社会を支え合う組織の総称として「共助社会づくり」が相応しいということになったようです。
 藤井先生は、最初に共助が必要とされる背景について説明されました。共助が必要とされるのは、次の4つの理由だというんです。
①少子・高齢化の急速な進展
②国や地方公共団体の財政難
③地域コミュニティの弱体化
④助け合いの意識の高まり

きもの

 住民同士が支え合っていくためには、それを支える担い手が必要です。また、NPOや自治会など地域の問題の解決を図ろうとする団体を手助けをする、専門家や融資や寄付、助成金などを得るための「つなぎ役」が必要だというんです。これを県が主導し、「共助仕掛け人」として募集をしているというんです。
 藤井講師は、このような「共助の取組みマッチング事業」の担い手として、県に採用された方だったんですね。

埼玉県は日本第3位の養蚕県

 藤井先生は、埼玉の養蚕文化を残したい、という思いから、NPO法人川越きもの散歩の代表も努めておられるそうです。

きもの2

 養蚕業というと、私の子供の頃は、とても盛んでした。私の出身地は栃木県の那須ですが、隣の農家が蚕を飼っていたんです。大きな部屋をぶち抜き、6段くらいの蚕の棚に、数え切れない程の蚕が蠢いていました。お百姓さんが、桑をカゴいっぱいに摘んできます。その桑の葉を、蚕が隠れるように、均等に敷ならすんですね。下から、蚕が猛然と桑を食べ始めます。はじめは見えなくなっていた蚕が、次第に上に顔を出すようになってきます。桑の葉を食べる姿が面白くて、飽きずに眺めていた記憶があります。
 でも、その養蚕業。今はすっかり影が薄くなり、消滅の危機にあるんだそうです。このことは、皮膚感覚でも十分に分かります。純国産絹は既に1%を切り、製糸工場は全国で2つしかないそうです。埼玉県でも、嘗ては11万軒もあったのに、今では60軒に激減してしまったそうです。それでも埼玉県は全国3位の養蚕県、なんだそうですね。
 このNPO法人は、養蚕、絹文化を次世代に伝えるため、繭の地産地消、顔の見える織物作りを進める団体というわけです。
(最後の2枚の写真は、「NPO法人川越きもの散歩」のHPから借用しました。)
 
 

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