ヨガ教室も２回目の新年を迎えました
ヨガ教室も２回目の新年を迎えました
ヨガ教室がスタートしたのは、平成２５年の１月末ですから、丁度、まる２年が経過したということになります。
それにしても、この数ヶ月、具体的には、昨年の１０月頃からですが、教室の生徒数が減りつつあるんですね。不思議です。一般的に健康志向は高まりつつある（はず）で、減少する理由が全く理解できません。
しかも、ここの教室は、１回につき４００円、回数券方式をとっています。回数券には有効期限もありません。２年前に発行した回数券でも使えるんです。インストラクターだって、毎回、異なる先生が担当しています。どういう角度から見ても、お得感満載の教室だと思うんですね。
ここの教室、一番最初だけ住所と名前を書いていただくことにしているんです。ここで記入された人の名前を整理したみると、２１０名の方がこのヨガ教室にこられたことがある、ということになります。
続かない人が多い
２１０名の方が、ヨガを始めたのに、常時参加するのは２０名から大体４２，３名止まりです。要するに、続かない人が多いということですね。
私も、嘗ては、一生徒として、別のヨガ教室に通っていました。妻と２人で、毎週１回、雨の日も寒い雪の日も通ったものです。２０年以上も通ったんです。雪にも関わらず、自転車をキコキコ漕いで、やっと教室までたどり着いたら、玄関先に「本日雪のためヨガ教室は中止となります」なんて、掲示がなされていたこともありました。膝が抜け落ちるように、ガックリしたのは当然です。
その頃の経験からすると、確かに長期に亘って続く人は少ない、ということが言えます。最初は、あれほど熱心だったのに、１年後にはいつの間にか消えていた、なんていう人も結構いました。
他人のことは言えません。私も、毎年、念頭に新年の目標を立てますが、１週間くらいで挫折するなんてこと、よくあります。３日坊主とはよく言ったものです。考えてみると、挫折するものの大半は、勉強関係の目標ですね。年に３回旅行に行くとか、毎月１回は映画を見るとか、自分の楽しみの目標は、大体目標を達成します。
ところが、語学を毎日３０分勉強するとか、法律書を毎日３０分勉強するなんていう目標は、大体挫折します。要するに、自分の素直な意志に反しているんですね。嫌なことは、いくら努力しても続かないということです。
多分、ヨガなんかも、同じなのかもしれません。ヨガを辛いもの、と考えると挫折につながります。でも、数は少ないですが、必ず何パーセントかは続ける人は存在します。私も、その中のひとりでした。
私は、若い頃に腰痛で苦しみ、コルセットのお世話になっていたという苦い経験があります。何とか腰痛の苦しみからは解放されたい、という強い意志があったから続けられたんだと思います。
牛乳配達と宅配のバイト
腰痛の原因が何だったのか、はっきりとは分かりません。診察を受けた広島大学病院で、骨が変形している、と言われたんです。鋭利な刃の先のように尖っており、その先端が神経を刺激しているからだと言われました。尖っているから、切除しない限り、痛みはとれない。コルセットをしても、一生取れない、２４時間常にコルセットを装着しなければいけない、と言われたのです。
この時はかなりショックでした。自分なりに原因を探れば、次の２つのどちらか、あるいはその両方が複合的に関係していたのかもしれません。
一つは、屋根から飛び降りる、ということを遊びにしていたことです。私がまだ世の汚れを知らず、純粋無垢であった幼少時、屋根に登っては飛び降りる、ということを遊びにしていた時期があります。
当時は、田や畑に敷き込む堆肥はすべて自家製でした。畑にまく肥料だってジンプンでした。ジンプンって分かります。？漢字では人糞と書きます。分かりやすく言えば、あ、言わなくても分かりますね。これをバキュームカーが取りに来て、畑に撒いてくれるんです。もちろん有料です。文字通り畑じゅう、糞だらけ、いや人糞だらけです。その臭いこと、臭くないこと、一日中鼻がひん曲がってました。でも、そこで美味しくまるまる太ったサツマイモやジャガイモが採れたんですから、文句は言えません。
あ、そうそう木ノ葉さらいの話でしたね。山に「木ノ葉さらい」に行き、巨大なソーセージのような束を作り、荷車にうず高く積み上げ、それを馬に引かせて帰ってきたんです。１日の労働の対価として、積み上げた木の葉のてっぺんに乗せてもらい、ロープにつかまり、ゆらりゆらりと馬車に揺られて帰ってくる様は、天下に何も怖いものはない、矢でも鉄砲でももってこい、という感じでしたね。そのとき眺めた真っ赤な夕日の美しさは、今でも鮮明に思い出すことができます。
毎日、早朝に、こういう馬車の列が山に向かい、夕刻になると帰ってくる、というのが晩秋の年中行事だったんです。当時は、道路は全て砂利道でしたから、車でプップッなんてやられる心配もなかったんです。
でも、善良で賢い子供時代でしたから、かわいいイタズラなんかもしましたね。今は強姦もイタズラって言うんですね。強姦ではありませんよ。ほんとのイタズラです。
その当時は、荷車が全盛期でした。親父さんが前で引き、お母さんが後ろから押す。こういう風景はいたるところで見られました。お母さんはひたすら押してますから、下ばかり見ているんです。
ここに目をつけた賢い悪ガキ仲間が、当時の５円玉に紐をつけ、わざと地面に置いておくんですね。当然、紐も見えなくしておきます。そうすると、そこを通りかかった件のお母さんが、下を向いて押してますから、すぐに気づくんです。そのお金を拾う仕草が見えたら、茂みの影で紐をツツーッと引くんです。私が紐を引く係だったんです。その時のお母さんの驚いた顔、いや悲しそうな顔、今でも思い出します。気の毒なことをしました。その時の近所のお母さん、ごめんなさい。
宅配便や牛乳配達の可能性も
腰痛の２つ目の原因として考えられるのは、宅配便の配達と牛配配達のアルバイトです。宅配便は、お中元とお歳暮の時期だけの臨時的なものでしたから、先ず、可能性は低いと思います。このアルバイトの時、東大にも入りました。それも堂々と正門からです。いえ、お歳暮の配達ですから、学生証はくれませんでした。守衛と同じ扱いにしかしてくれなかったんです。国分なんていう先生の研究室に、ビールなどをよく届けました。
牛乳配達はまる２年ほどやりましたから、これが腰痛の原因になった可能性はあります。当時の牛乳配達は、木箱のケースに２５本程度を詰め、それを荷台に３箱、４箱も重ねて配達に行くんです。ボヤボヤしてたら、前が持ち上がってしまうほど重かったんです。バランスを取るために、１０本程度入れた袋をサドルに交差させるよう両側にぶら下げ、前傾姿勢をとることによって何とかバランスを保っていたんです。
ですから、一度ひっくり返ったら、一人ではとても持ち上げられません。一旦、箱の荷解きをして積み直すんです。それほどの重量ですから、体はかなり丈夫になったと思います。喧嘩をしても負けないようにと、ゲンコツを板に打ち付ける訓練なんかもしていました。今考えれば本当にアホ丸出しですね。
介護士に腰の悪い人が多いと言われるように、あまり腰を酷使すると、腰を痛める元にもなると言います。私の腰痛の原因も、この当たりに原因があったのかもしれません。
今日のインストラクターは米山先生です
ところで、今日のインストラクターです。いつもニコニコ、美しい米山先生です。私は、根っからの恥ずかしがり屋ですから、特に美しい女性に弱いんです。ジッと見つめられると照れてしまう方なんですね。この日は、じっと見つめられる前に、そっと見つめてみました。そしたら、いつもと何か雰囲気が違う。
そうです。髪を短くしていたんです。思わず「失恋ですか？」と口から出そうになりました。でも、そこは人生経験豊富。さまざまな失敗を重ねてきた高齢者です。「髪を切ったんですね」と、当たり障りなく尋ねました。子供さんが中学生くらいと聞いていますから、多分、失恋ではないと思ったからです。
私の数少ない女性経験からすると、女性が髪を切るのは、失恋か夏場に向かって長い髪の毛が暑苦しくなった時のどちらかと相場は決まっています。でも、今回は、そのどちらでもなさそうです。そういえば、もう一つありました。がん治療などで髪が抜け落ちてしまった女性のために、髪の毛を寄付するという方法です。テレビでやっていました。多分、それかもしれません。
失恋という言葉で遠い遠い昔を思い出しました。恋をしたり、失恋したりすると、胸が痛くなるって本当ですね。え？あなた、そんな経験ない？それはほんとにお気の毒です。恋をするときも、振られた時も、胸って本当にキュンと痛くなるんですよ。不思議ですね～。え？今の女房とかって？そういう野暮なことを聞くのはやめにしましょうね。
とにかく痛くなるんです。「胸キュンキュン」とかいうコマーシャルありましたね。私には十分に理解できます。特に、片思いや振られたときは最悪ですね。キュンキュンと痛みっぱなしで、治しようがない。昔から恋の病は、お医者様でも草津の湯でも治せない、と言います。これまで何度痛い思いをしたことでしょうか。
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