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NPOの忘年会をしました

NPOの忘年会をしました

今年も残すところ、あと10日となりました。年の瀬は慌ただしい。何もしていないのに、気ばかりが急く。どうして気が急くのか、多分、これは昔からの習慣によるものでしょうね。要するに、1年の締めくくりをし、新しい年を迎える。私も1年の締めくくりをと思いますが、そろそろ人生の締めくくり、そう老い支度、死に支度の方も怠りなくしておかなければいけない年頃になってきました。

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 こういう年末の気忙しさは、もともと江戸時代からの習慣に由来しているようです。要するに、すべてのツケ、つまり借金を年内に清算する、という習わしがあったようです。年内に回収できなかったツケは、年の途中では請求しにくい。1年も経ってからでは請求もしにくくなる。そうなったんでは、飲み屋も大家も堪ったものではありません。必死になって借金取り・未払い家賃回収に走り回る。借りてる方は必死になって逃げ回る。もちろん、先生でさえ必死になって逃げ回る。「師走」の語源ですね。先生の場合は、多分、家賃の取り立ての方でしょう。多くの先生は、教養と志は高くとも、賃金は安いですから家賃には難渋したはずです。
 もっとも、私、学生時代、高校生の家庭教師をしていたことがあるんです。もう時効だから言いますが、その生徒の家に行くと、その生徒の担任の先生が上がり込んで、大酒を飲んでいるなんてことがよくあったんです。ビール瓶が10本くらい空いてました。私自身は育ちが良く、汚れを知らないおボッチャマの時代でしたから、ホントに驚きました。でも、その当時は、結構あちこちで見られた光景だったのかもしれませんね。要するに、世の中、何事によらず、それほど小うるさくなかったんです。

幸手げんき社も無事年を越せそうです

 時代は大きく変わりました。時は移り、平成の御世です。酒はすべからく自分のお金で飲む。当NPO法人も自立するのがなかなか容易ではありません。でも、年に一度くらい、気晴らしをしないと、とてもやってられません。
 というわけで、当NPO法人幸手げんき社も、盛大にささやかな忘年会を開催することになったというわけです。
 忘年会といったって、要するにみんなで集まってワイワイガヤガヤ、ひたすら飲んで食べてだべって、というだけのことです。酒の好きな人は、どんな理由をつけてでも、飲めればいいんです。人間というものは、不思議な動物で、飲むだけで楽しくなるんです。人間と動物の違いは、レジャーをするかしないかの差だと言った人がいます。確かにそうです。いくら賢くても、水筒を持って温泉巡りをする猿なんて見たことないですもんね。

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 酒は昔から「きちがい水」とも呼ばれています。飲むと気分が高揚し、大言壮語し、普段言えないようなことでも言えるようになる。普段できないようなこともできるようになる。昔、酒席で、裸踊りをする人なんかも見たことがあります。丸裸で2枚の丸盆をチャカチャカ交互にスライドさせることによって、肝心のところが見えないようにするという秘技です。いえ、私ではありませんよ。私のは大きくて隠しきれ、いえ、逆です。
 飲み過ぎて、言い過ぎるから失敗もする。サラリーマン社会で、よく「酒の席では無礼講」なんて言う上司がいたりします、あれは絶対に信じてはいけません。「今日は無礼講で行こう」なんていう言葉をまともに受け止め、上司に悪態をついたり、「よく光ってますね~」とか言おうものなら、左遷は間違いありません。いくら酒で酔ったふりをしていても、そういうことはしっかり覚えていて、仕返しをするんです。

気狂い水で思い出しました

 私が子供の頃、道端に人が倒れているのをよく見かけたものです。道の真ん中ではなく、端の溝のようなところに、はまりこんだようになっているんです。溝と言ったって、コンクリート製ではありません。昔の道路は、じゃり道で、滅多に車も通らなかったんです。溝も素掘りの溝でした。だから車に轢かれる心配なんてなかったんです。

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 つまりただの酔っ払いが、飲み過ぎて酔いつぶれていたんですね。こういう人は常習犯で、とにかく酒が出たら、「死んでもいいから飲まなきゃ損」、という考えの人が結構いました。タダ酒くらいおいしいものはないからです。酒嫌いの私から見れば、爪の垢を煎じて飲ませていただきたいものです。そういえば、昔、東大の茅学長が卒業式の訓示で「タダ酒は飲むな、自分の金で飲みなさい」なんて言っていたことがありましたね。タダ酒が、社会全体に蔓延していたということでしょうね。
 子供の頃、「小原庄助の歌」というのがありました。「小原庄助さん、何で身上潰した。朝寝、朝酒、朝湯が大好きで、それで身上潰した、ア~アもっともだ、もっともだ~」というような歌です。純朴な小学生だった私が、こんな歌を覚えているくらいですから、当時は、結構流行ったんだと思います。溝にはまっていた人は、こういう人だったんでしょうね。
 考えてみれば、「朝寝、朝酒、朝湯」は、誰だって大好きです。食うのに困らなければ、毎日そうしていたい、というのは男の究極の願望でしょう。
 これが1番の歌詞だとすれば、2番の歌詞は「昼寝、昼酒、膝枕」が大好きで、それで身上潰した~。3番は、「夜這い、夜ふかし、トルコ」が大好きで、それで身上潰した~、というように続いていたのかもしれません。あ、トルコというのは、今のソープのことです。なぜ名前が変わったのかと言えば、親日国であるトルコに対して失礼な呼び方であるとして、呼び方が変わったんですね。多分、トルコ大使館当たりから抗議が来たのかもしれませんね。 

事務所で忘年会

 今日の忘年会は、NPO法人の事務所で行いました。写真に写っている日本酒「景虎」は、新潟のお酒です。今年、数十年ぶりに新潟に帰った時に、仕入れてきて以来、この酒に魅入られているんです。
 景虎とは、言うまでもなく、上杉謙信のことです。上杉謙信は、越後の守護代長尾為景の四男として、春日城で生を受けます。幼名は虎千代。元服時の名が長尾景虎というわけです。
 なんて言いながら、ホントは、「お酒なんてどれでも似たようなもの」というのが本音です。日頃は、スーパーで売っている「マル○」なんていう、目の回りそうな銘柄の酒を飲んでいるんです。そうです、安くて長持ちするからです。しかも一番大きな「お徳用紙パック3リットル」という代物です。でも、こういう宴会の時くらいは、少しは格好をつけて値の張るお酒も飲んでみたいじゃないですか。

孫はパズルに熱中

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 この宴会に娘の家族も飛び入りで参加してくれました。娘と婿さん、それに孫二人です。孫娘は2歳ですから、まだお酌はできません。今はパズル、それもジグソーパズルというんですか。めちゃくちゃ面倒な絵をバラバラにし、それを元の絵に組み直す、というあれです。
 写真でご覧のように、仲間の林さんが相手をしてくれました。ヨガ教室で何度も顔を合わせているので、孫から「林さん」と、特別にお呼びがかかったんです。男たるもの、ひとたびご指名がかかれば嫌とは言えません。
 このパズル、大人には大変難しい作業です。このピースはどこにはめ込むのかなんて、あれこれひっくり返したり、くるくる回してみたり、なかなか元の位置にはめ込めない。つまり、大人は頭の回転が悪くなっているし、固定観念が出来ています。柔軟性がないんです。
 でも、この年代の子供って、凄いですね。何度かやっていると、すぐに覚えてしまうんです。あれこれ探してどうしても分からず、孫に聞くと「ここだよ」なんて即答するんです。最初はマグレかと思ったんですが、そうではありません。
 この「形状記憶」能力って、どこから出てくるんでしょう。ここで多くの親は勘違いをするそうです。「もしかして、うちの子は大天才?」とね。でも、この年代の子供というのは、皆同じような能力を持っているそうですよ。

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 私も、今は、ただの老いぼれジジイですが、その昔、幼くて愛らしかった頃は、同じような能力を持っていたはずです。それなのに、今は、記憶力どころか、今食べたばかりの空の皿を前にして、「今、俺は何を食べたんだっけ」なんて真顔で問う始末。この大きな変化をもたらす時の流れ、本当に残酷なものです。「真理ちゃ~ん!!」なんて呼んでいた頃の見目麗しい天地真理。あの真理ちゃんでさえ、時の流れの前には抗いがたく、思わず目を覆いたくなるほどの大変化をもたらしてしまいます。この時の流れを、残酷と言わずして何と表現すればよいのでしょうか。おお神よ・・・。

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