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今年も綿あめの店を出しました

今年も綿あめの店を出しました

天罰か、この雨は

 天気予報は、つれない雨との予報でした。どういう組み合わせが一番悪いかと言えば、「性格の合わない夫と妻」「サイズの合わない鍋と蓋」もそうですが、運動会と雨、お祭りと雨も、その典型と言えるでしょう。
 数日前から、天気予報に一喜一憂、と言いたいところですが、一喜することが全くない、つれない全憂の予報でした。終始、土・日は雨、しかも、「長く続く本格的な雨」という予報だったんです。

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 さて当日。予報通り、朝からどんよりとして、今にも泣き出しそうな曇り空です。でも雨は降っていませんでした。お祭りのポスターに「雨天決行」と書いてありましたから、中止はありません。でも、私の店は、所詮綿あめですから、投資額はたかが知れています。ところが、私もよく行く葉菜和という寿司屋さん。華々しく「マグロの解体ショー」を企画していたんです。いえ、その辺を歩いている太ってぶよぶよしたマグロのことではありません。
 女性の裸体ショーなら、服を着せれば済んでしまいますが、マグロの解体ショーともなれば、そうはいきません。一尾40万円もするんだそうです。ウンギャー!てなもんです。当然、事前に予約をしておかなければ買い付けできません。しかも、補助者として2人、腕の立つ職人まで手配していたというんです。
 後で聞いたところ、本降りになってお客が誰も来なかったら、このマグロ、どうやって処分したらいいだろうか、と真剣に悩んだそうです。自殺するほど深刻なことではないでしょうが、沿線で一番古風で立派な幸手駅頭あたりで、1キロ500円で売り出すくらいの事態になっていたかもしれませんね。

当店は、綿あめと農産品

 NPO法人の店は、昨年と同じ綿あめの店です。昨年は1本200円でしたが、行列ができて隣の店から度々苦情がきました。「列の整理をしてほしい」と言うんです。でも、整理をするような空間なんてないんです。縦に並べば、歩行者の邪魔になります。横に並ぶしかないんです。

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 そこで考えた対策は、列を少なくする、という方法です。そのためにはどうすればよいか。値上げです。200円を300円にしたんです。そしたら、涙が出るほど、効果てきめん。ガン病棟からいくなり独身女子寮に放り込まれた位の激的な変化があったんです。お客が殆んど来ないんです。行列の整理どころの騒ぎではありません。しかも、開店早々、早くも雨も降りだしました。涙雨ですね。綿あめの器械のフードの中にも、しのつく雨が容赦なく入り込んできました。客が来ないうえに、この雨です。涙がちょちょ切れないわけがありません。
 この頃、マグロの解体ショーの葉菜和のおやじさん。今すぐマグロの叩き売りを実行すべきか、沿線一を誇る豪華な幸手駅頭で叩き売りをするべきか、きっと迷っていたはずです。
 私たちも、300円を5割引して200円にするか、悩んでいました。でも、それまで300円で買った人に申し訳ない、という冷静な意見が多数(3:2)を占め、結局、300円で押し通すことになりました。

アキモトのパンも販売

 当日は、アキモトのパンも販売してみました。3年保存できる缶詰のパンです。カンブリア宮殿で取り上げられ、一躍全国区になりました。TBSの昼番組、恵みなんとかが司会をしている「ひるおび」でも取り上げられていました。

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 このアキモトのパン工場。私の実家、つまり栃木県の那須に本社兼工場があるんです。その本社が実家から車で僅か10分程のところにあるんです。もちろん、私が穢れを知らず、すくすくと素直に育っていた頃には、まだそんな会社ありませんでした。
 あまりに近いところにあるので、秋元社長に手紙で取次店を依頼したところ、OKを頂き、NPO法人として販売を始めたものなんです。
 ポスターも作り、意気揚々と販売を始めました。ところが、案に相違して、極端な販売不振。ダンボール箱7つに詰め込み、臨戦態勢で販売を始めたんですが、1日の売上は、僅かに7缶のみ。戦争で言えば、全員玉砕です。3缶セットが2つ、単品が1つ、合計7缶。これが全てです。見通しの悪いこと夥しく、お恥ずかしい限りです。昔なら、きっとハラキリものでしょう。

里芋とハチミツも

 当日は、添え物として、私が丹精込めて作った里芋と梅干し、それに親友が採取したハチミツも販売しました。
 里芋は、例年、皆さんにお裾分けして好評を博している産品です。何せ、私は畑には絶対に農薬は撒かない、ということを徹底しています。その農地を、70歳を越した老いぼれが、懸命にスコップで地起しをして耕すんです。そこで栽培した里芋です。うまくないわけがありません。下の写真は、里芋の掘り起こしの場面です。私が掘り起こし、妻が根を取る。文字通りの零細家内工業です。
 冬の間だって作業をするんです。「土の天地返え」と言って、上土と下土の入れ替えをするんです。機械では、深くまで耕作することはできません。天地返えをしておくと、害虫が死滅するばかりでなく、土に空気が混じり、栄養分の吸収も良くなるんですね。

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 でも、道行く人にそんな能書きを垂れている暇はありません。1kg200円で販売したんですが、全く売れませんでした。後でよく見たら、皆さん、野菜の安売りの店でまとめ買いをされていたんですね。今の時代、値段の安いほうが魅力ですもんね。でも、この里芋だって、1kg200円ですから、その辺のスーパーで買うよりは、遥かに安いと思いますけどね~。
 売れなかったハチミツだって、貴重品なんです。300g1,300円という値付けは、一般の人には高く感じたのかもしれません。でも、一般に売っている蜂蜜の多くは、水あめを混ぜているから安いんです。見た目は同じで、しかも味だって似たようなものですからね。でも、この蜂蜜、私が中学、高校で仲良くしていた友人が、那須で丹精込めて栽培した蜂蜜なんです。しかも、純粋なアカシアだけの蜜です。
 彼が養蜂家として栽培しているところを見学しましたが、蜂蜜を収穫するというのは、本当に大変な作業だと思います。「百花蜜」といって、さまざまな花から採取した蜜は、比較的安いんです。でも、アカシアという単体の花から採取した蜜は貴重品なんですね。今は、日本ミツバチが激減しているという事情もありますから、これからは益々本物を入手するのは難しくなるのではないでしょうか。

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梅干しも出してみました

 事のついでに、梅干しも展示してみました。この梅、今年6月頃に、那須に帰った時に家の梅の木から直に採った梅で漬けたものです。しかも、たった1本の木から収穫したものです。老木ですが、毎年、本当にたわわに実をつけてくれるんです。
 毎年、この梅を収穫するのが私の仕事です。収穫した梅を漬け込むのはNPO法人の仲間たちです。元々が1本の木から収穫したものですから、大量にできるものではありません。せいぜい15パック程度でしょうか。NPOの仲間に配った残りを、販売に回したという訳です。
 梅干しって体にいいんですよね。独特の酸っぱさは何とも言えません。私は、朝食時に2分の1個ずつ、2日で1個、食べるのを日課にしています。71歳になった今でも、毎日、元気で走り回れるのも、こういった自然食品に囲まれた食生活のお陰と思っているんです。 

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