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盛大にお花見会をしました

盛大にお花見会をしました

今日は、NPO法人スタッフのお花見会です。花見といっても、植木鉢の姫りんごの花と、名前不詳の花を添え物にして、飲むだけなんですけどね。

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 このNPO法人、本来事業であるはずの高齢者の雇用機会を増やすことができず、また子育て中ママさんの支援や独居老人の見守りもまだ出来ていないんです。出来ているのは、「地域住民の健康増進のための各種教室の開催」だけです。しかも、各種教室の中でもヨガ教室だけです。
 NPOの代表者として、極めて心苦しいんです。でも、何といっても先立つものがないことには、いくら綺麗事を言っても、実現させることは極めて難しい、というのも本音です。
 このヨガ教室を運営するためには、会場の設営、つまり第1から第3会議室までをぶち抜きにして使用しているため、会議用の椅子やテーブルを片付け、教室終了時に元の状態にセットし直す必要があるんです。そのための要員として、現在、無償ボランティアとして、みなさんの力をお借りしているわけです。
 今日の会費は1人1,000円ポッキリ。食べ物を持ち寄ってくれた方は、会費無料と考えていましたが、みなさん律儀な方が多く、持ち寄ってくれたのに、更に1,000円を出してくれた方も何人かおられました。

ポッキリという言葉

 それにしても、このポッキリという表現、いつ頃から使われるようになったんでしょう。私がまだ紅顔の美少年だった頃、つまり、学生の頃という意味ですが、その頃、すでに使っていましたね。

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 ある時、友人と2人で、新宿のコマ劇場近くをぶらついていたんです。そしたら、変なお兄ちゃんが近づいてきて、「2,000円ポッキリだよ、2,000円ポッキリ」なんて言うんです。何が2,000円かというと、要するに、若者が行きたくなるようなその筋の場所ですよ。そのお兄ちゃん、更に「お触り自由だよ」なんて言うんです。私は、田舎から出てきたばかりで純情可憐。純粋無垢が服を着ているようなものでしたから、人を疑うなんてことを知らない。友人と衆議一決。「行ってみっか」ということになったんです。
 お兄ちゃんの先導で、狭い狭い階段を降りて行ったんです。ドアを開けると、中は真っ暗。何も見えない。文字通り何にも・・・。鶏のように、そこでいきなり首を絞められて焼き鳥、いや焼き豚にされても、何も分からないような状態なんです。
 どうしたものかと思っていたら、女性らしき声で「いらっしゃいませ~」と言うではありませんか。その人が私の手を引いてソファに座らせるんです。ところが、その人、女性らしいということは分かるんですが、若いのか年寄りなのか、全く見当がつかない。人間の眼というのは不思議なもので、明るいところから急に暗いところに入ると、全く見えなくなりますよね。あの現象です。瞬間、いくら田舎育ちのボンボンでも、「これはちょっとやばい所に来ちまったぞ」、と思ったんです。

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 ところが座ったとたんに、私達を連れ込んだお兄ちゃん、頼みもしないのに、ビールの栓を抜いてもってきたんです。「僕たち帰ります」なんて言わせない、見事な早業です。しかも、そのビール、小瓶だったんです。大瓶、中瓶があって、その下の小瓶です。小瓶と分かったのは、触ってみたからです。そしたら、暗がりの女性らしき人、「私も頂いていいかしら」なんて言うんです。こんな時でも、男って見栄っ張りの動物なんですね。思わず「ン・・?マアいいよ」なんて言ってしまったんです。そしたらその女性らしき人、飲むのが早いこと、早いこと。あっという間に、小瓶2本がカラになってしまいました。私は、もうピカピカチカチカ警戒警報発令中ですから、コップ一杯すらも飲んでいない、というのにです。
 それでも何とかして、この女性らしき人が若い人なのか、中年なのか、年寄りなのか、必死で見定めようとするんですが、なかなか目が慣れてこない。目が慣れれば、いくら暗くても、若いか年寄りか位の区別はつく筈です。
 ビールの小瓶が3本くらい空いた頃になって、ようやくその人の年齢が推定できるチャンスが巡ってきました。彼女がたばこを吸うため、ライターに灯をつけたからです。全神経を集中して、顔を凝視しました。そしたら、見事と言っても良い位のお婆さんだったんです。シワが山盛りあったんです。
 さすがにこれはヤバイと思いました。友人に「おい出よう」と言い、早々に退散することにしました。そしたら、かのお兄ちゃん、2人で3万円というではありませんか。1人1万5千円です。当時私は、3畳ひと間の部屋を月3千円で借りていたんです。1畳=千円が相場だったんです。そんな貧乏学生から、1人1万5千円もふんだくろうというんです。当時、ビルの床掃除のバイトをしていたので、たまたまその時、まとまったお金を持っていたんですね。少し気が大きくなったので、新宿に繰り出そうということになった訳です。
 でも、その老婆に有り金全部を吸い取られてしまったので、もう持ち金はありません。惨めに家路をとぼとぼ辿ったこと、今でも鮮明に覚えています。ぼったくりバーだと言って、警察に訴えようかと迷いましたが、身から出た錆、不届きな気持ちを抱いたことに対する天罰が下ったものと考え直し、ぐっと堪えました。

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 でもその時に、そういう貴重な経験をしたので、それ以後、そのような誘惑には一切引っかからず、警戒心の強い人生を歩めるようになったんだ、と思って自らを慰めています。でも、警戒心が強くなりすぎて、多くのタイやヒラメをとりそこなってきたような気もします。

お酒は日本酒中心で

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 話が変な方向に行ってしまいました。「ポッキリ」がいけないんです。この言葉には恨みがあります。
 今日は、ビールのほかに日本酒を中心に用意しました。このメンバーは、大体、日本酒を飲む人が多いと分かっていたからです。
 優良な日本酒の中から、八海山や剣菱、久保田などを定番の銘酒を用意しました。剣菱は、無監査の剣菱です。無監査というのは、監査を受ければ1級に格付けされて高く売れるのに、監査を受けず敢えて2級酒とし、その分安く販売しているということです。薄利多売ですね。この3本を含め、5本ほど用意していました。そしたら、参加者の一人が「八海山の原酒」を1本持ってきてくれたんです。それが写真で左から2本目のお酒です。
 この原酒はとびきり美味しかったですね~。みんなも少しずつ飲んで、あっという間になくなってしまいました。この一本が飲み終わる頃には、私もいささか酔っ払って、あとは何を飲んでいるのかすら、よく分からなくなってしまいました。

若い女性の参加で盛り上がる

 参加予定者の中で、今日初めてこの会に参加する女性がいました。若い女性です。このNPO法人は、年寄りばかりです。一番若い人で67歳でしょうか。

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 その中に40歳代(多分)の若い女性の初参加だというんです。しかもその女性、遅れての参加です。待ちに待った若い女性の登場で、男性陣、破顔一笑、大喜びです。猫に小判、いや猫に鰹節状態です。条件反射と同じで、一瞬で「場」の雰囲気が変わってしまうんですね。本当に男っていうのは、若くてきれいな女性にはもう目がないんですね。それまで死んだような目をしていた男性陣の目がキラキラと輝いてきました。
 そういえば、渡辺淳一先生が、「老い方レッスン」という本の中で、こんなことを言ってました。【高齢になって、特に70歳をこえて、明るく前向きに生きていくには、どうすべきか。
 これに対する答えは、明快。
「こいをすることである」
えっ、と驚き、呆れる人が多いかもしれないが、恋をしたら、心は明るく前向きになる。】
 なるほど、さすが「愛の流刑地」や「欲情の作法」などを著した作家だけのことはあります。人間の本質をよく見抜いています。著者はまた、こんなことも言ってるんです。
【総じて男性は照れ屋で恥ずかしがりやで、引っ込み思案である。堂々として積極的で活動的、というのは見かけだけで、本音は全く違う。こうした傾向は、高齢者の介護ホームなどに行くと顕著で、女性4人のところは、笑い声が絶えないが、男性4人のところは、ひたすら黙々と食べているだけ。しかも食事の後、、男性たちは黙って自室に戻るが、女性たちは、さらに喫茶ルームなどにいって、おしゃべりを続けている。】

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 この男女差が、寿命の長短に結びついているというんですね。
 言われてみればそうかもしれません。私も照れ屋で恥ずかしがりやで、しかも引っ込み思案。それに加えて純情と来てますから、もう手に負えません。酒と女にめっぽう弱く、いくら「タダだから持っていけ」と言われても、決して手を出しません。
 きっとあの世に行ったら、閻魔さまがペンチを持って待ち構えていることでしょう。私も舌を抜かれないように、今のうちに抜いてしまおうかと思っている位です。
 あ、そうそう、今日遅れてきた女性。たしか知恵遅れの子供たちの施設で働いているというようなことを言っていました。私も物忘れがひどくなり、昨日食べた食事のことも忘れてしまう位ですから、知恵おくれとして面倒見てもらえるなら嬉しいですね。え?知恵遅れじゃなくて、手遅れ、ですか。
 このNPOでも、そういう施設の人達を雇用できたらいいなと思っていますが、まだそこまで手が回りません。いつかそういう日が来ることを願っています。これは本当です。

 

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