初登場のReyko先生です
初登場のReyko先生です
今日は、初登場のReyko先生です。実は、この先生、これまで何度か、このヨガ教室の生徒として参加していたんです。
私たちヨガスタッフも、時々生徒さん達と一緒に参加しているので、体の柔軟な人はすぐに分かるんですね。Reyko先生は、その中のひとりで、体形もスリムで体も柔軟。お、この人はインストラクターとしても十分に通用するのではないかと思い、本人に確認したんです。確か「体が柔らかいですが、前からやっておられたんですか」とか何とか聞いたような気がします。
そうしたら「隣町でヨガ教室を開いている」とのこと。要するに、既にして先生だったんですね。当然、自分の教室を持っておられるのに、なぜ?と思いますよね。
その理由は、この教室は、毎月8回程度開催する都度、インストラクターがすべて異なっているので、「同じインストラクターとして勉強になる」んだそうです。確かにそうだと思います。毎回、インストラクターが変わりますが、それぞれ個性があり、一人として同じ内容ということがありません。
要するに、インストラクターの個性が、ズバリそのまま出るんですね。それだけでも変化があって楽しい。私自身、ヨガをほぼ25年程度やっていますが、毎回、先生が違う。そのことに慣れているので、それが当たり前と思うようになっています。
ですから、改めてそのことを指摘されると、「なるほどなるほど」、と思うと同時に、この基本スタイルを徹底してよかったと思います。
過去最高の37人
今日の参加者は、過去最高の37人でした。これまで一番多かったのは35人ですから、2人上回ったということになります。今日は平日の木曜日で天気も快晴。会場の特別行事もなく、駐車場の心配もない。参加しやすい条件はすべて整っていたのかもしれません。
このアスカル幸手の会場、第1会議室から第3会議室までをぶち抜いて使わせてもらっているんですが、ほぼ満杯状態でした。嬉しい悲鳴です。これが40人を超えると、かなりキツキツの状態になる可能性があります。そうなった場合、どうすべきか、今後の検討課題になりそうです。
若い頃に腰痛を経験
私が、なぜ25年も前にヨガなんぞを始めたのか、ですか?それは、私も妻も腰痛持ちだったからです。私が最初に腰痛を発症したのは、まだ20代の後半頃でした。そう、まだ青春の気が立ち上り、若い女性が周りにウヨウヨいた頃です。ウヨウヨといっても、別にウジ虫のように私に取り付いていたわけではありませんよ。街の中にウヨウヨいただけです。
私は、どちらかというと、純情で素直で初(うぶと読みます)だったので、そういう女性達をひたすら指をくわえて眺めていただけです。時々釣り糸を垂らしてみるんですが、さっぱりかかりませんでした。毒針だってすぐに分かるんでしょうね。
そんな真面目な生活をしていたのに、突然、腰痛が起きたんです。その頃、囲碁に凝っていたんです。冷たい椅子に座って根を詰める姿勢を継続していたんですね。そうしたら、腰の辺りがジンジンと痺れ始め、以来、その痺れが取れなくなってしまったんです。

思い余って広島大学病院に行きました。先生は、レントゲン写真を見て、重々しく「これは椎間板ヘルニアではありません。一生治りませんね。ほら、骨が鋭角に突き出ているでしょう。これが神経を刺激しているんですよ。コルセットを作りますから、これを一生涯つけてください」と言ったんです。「一生涯!」ですよ。随分残酷なこと淡々と言うんですね。
私は生来、素直な性格で、人を疑うということを知りません。嫁さんも、何も疑わずにもらいました。ですから、右の写真のようなコルセットを何も疑わず、まじめにつけていたんです。もちろん、こんな悩ましいお尻ではありませんよ。ところが、このコルセット、装着経験のある人なら分かると思いますが、腰が全く曲がらなくなってしまうんです。きつくて苦しくて、食べたものが逆流しそうになるんです。余りにつらいので、紐を少しばかり緩めると、コルセットの上段がモロに浮き出てしまう。でき損ないのブラジャーみたいなもので、お乳の辺りが微妙に膨らんでしまい、どうにも恰好がつかない。横から見たら変態親父がこっそりブラジャーをしているように見えたかもしれません。ほんとにこんなに厄介で始末の悪いものはありませんでした。
私が医者に対して不信感をもつようになた理由の一つは、ここにあります。どうして医者は、機能的な障害に対して、コルセットなどで防御することばかり推奨するのか、という不信感です。
私見ですが、私は、人間の体というのは、適度な運動と自然治癒力の合わせ技により、あらゆる機能はほぼ100%、いや少なくとも90%以上は回復できると信じています。事実、一生治らないと言われた私の腰痛も、地道にヨガを継続することにより、既に25年以上、一切痛みを感じたことはありません。
(因みに、私の医学への不信感を述べた記事もご覧いただけると幸いです。→こちらから)
3億円事件と私
私が腰痛で苦しんでいた数年後だったと思います。当時、東京の小平市に住んでいたんです。そう、あの3億円事件の起きた府中刑務所の近くです。実は、私、あの3億円事件の犯人の疑いをかけられたことがあるんです。いや、正確に言うと、多分「マークすべき人物」の一人に入っていたのではないかと思います。

刑事が度々家に訪ねてきたんです。ヘルメットを被せると非常によく似ていたらしいんです。確かに、あのモンタージュ写真をみると、自分でもよく似ているな~と妙に納得したものです。それにあの顔、どうみても悪人顔、凶悪犯の顔には見えませんよね。どちらかと言えば優(やさ)男タイプです。
当時の街頭インタビューでも、「ひえ~スゲー!」とか、「カッコイイ~」とか、どちらかといえば驚嘆するような論評ばかりで、「許せない!」とか「絶対にとっつかまえろ!」といった犯人を憎むような意見はあまりなかったと記憶しています。それは「あれほど大胆な犯行を単独で成し遂げた」、「誰一人傷つけてはいない」、「被害者は大手企業」「損害は全額保険でカバーされる」といったことも関係していたと思います。もちろん、モンタージュ写真の優男の印象も影響していたと思います。
私も、当時は、気持ちが優しくおとなしい優男タイプでした。いきなり今のようなヘチャムクレな顔になったわけではないんです。人生の幾星霜、さまざまな苦労、艱難辛苦を積み重ねることによって、人間段々ひねくれてこうなるんですね。
私は、妻に「誰にも言っちゃだめだよ。実はね僕が犯人なんだ。3億円は土に埋めて隠してあるから、みんなが忘れた頃にそっと掘り起こすんだ」なんて言っていたものです。そうしたら我が妻、「ウチはしがない公務員住宅でしょ。庭なんてどこにあるのよ」なんて、蔑んだ顔をしたものです。
妻も腰痛持ちでした
話が逸れてしまいました。そうそう、妻も腰痛持ちだったことです。激痛に耐えられず、救急車を呼んで欲しいという本人の希望で、夜中にもかかわらず救急車を手配しました。救護員の方が担架に乗せてくれたのはいいんですが、ドアの構造上、そのままの態勢で玄関を出ることができません。已む無く、担架を80°位、縦に傾けざるをえなかったんです。あの時の「ぎゃ~~!!」という叫び声、今でもはっきりと頭の中でこだましています。
その後は、お決まりの腰痛入院です。腰にベルトをし、そこに鉄アレイのような重石をぶら下げるんです。要するに、重力の原理で引っ張るんです。こんな原始的な治療でホントに治るのかしら、と素人目にも疑問が湧きました。

だって、虫歯を抜きに医者に行ったら、いきなりペンチをもってこられたようなもので、余りにも原始的じゃないですか。そういえば私の父は獣医でしたが、子供頃、父が馬の虫歯の治療をする場面をよく目撃したものです。その時、馬の口を器具でこじ開け、鉄の棒の先にギザギザのついた金具でゴリゴリとすると、歯が抜けるんです。でも、いくら馬だって痛かったと思います。目をひん剥いていましたからね。
当然、私の日課は、病院見舞いということになりました。歩いていける距離なんですが、途中、女子バレーで有名な日立武蔵の工場があったんです。当時の日立武蔵は、日紡貝塚と並んで日本を代表する超有名チームだったんです。工場付近を歩いていると、一目でわかるような長身でスラリとした体形の女性をよく見かけたものです。
胴長短足を絵に描いたようで劣等感に苛まれていた私ですから、こういう女性を見ると、ただただ羨ましく、涎を垂らしながら見つめたものです。
Reyko先生はプロですね~
ところで今日初登場のReyko先生。さすがですね~。1時間の持ち時間の中で、途中でサバーサナを入れるというやり方は、今まで経験のない手法です。そうか、サバーサナって最後にやるという決まりはないんだ、と初めて気付きました。
立ち技、ねじり、バランスなど、ヨガの基本動作を程よく織り交ぜてくれるので、初心者の方にも十分ヨガのよさが理解できたのではないでしょうか。
最後に瞑想の時間まで加えてくれました。私は、瞑想すると、すぐに「昔のあの彼女、今頃どうしているのかな~とか、今度田舎に帰ったら玉ねぎを植えなきゃいけないなあ~」など、雑念が次々と去来し、瞑想にならないんです。
瞑想は苦手ですが、サバーサナは大の得意です。すぐに夢の世界に入ることができます。私がヨガの大家と仰ぐ酒寄清美先生は、「ヨガをマスターした人はすぐに寝られるんです。」と、言ってくれたことがあります。そう、サバーサナの後、私が人より大幅に遅れて目覚めた時にです。
私は「そうだそうだ」、と心の中で手を叩いたものですが、気のせいか酒寄先生は、気の毒そうな顔をしていました。「年寄りはいぎたなく大口開けて、どこでもすぐ寝ちゃうんですよね~」なんて、ホントのことは言えないですもんね。言えね~言えね~、オイラも聞きたくね~。